亘理いちごっこにようこそ

いちごっこキッチン散歩道
11:00~16:00 日曜定休
※日曜日でも、サロンやイベントの開催や、団体さまの受け入れは継続的に行います。

こんにちは、私たち【NPO法人亘理いちごっこ】にようこそおいで下さいました。
東日本大震災後、罹災された方たちへの食事提供、そしてボランティアの方をはじめ、地域内外の交流の場づくりを目的に立ち上がりました。
【コミュニティカフェレストラン】【いちごっこお話聞き隊】【寺子屋いちごっこ】を3本の柱に、被災地発グッズ製作販売、ままサロンや各種イベントを行う中、たくさんの方たちとつながってくることが出来ました。これからもチャレンジが続きます。どうぞよろしくお願いいたします。


2012年1月28日土曜日

宗像先生による心のケ​ア後援会のご報告

…ご報告が遅れてしまいましたが!

昨年、2011年10月23日(日)、
お祭りでにぎわう亘理の一角で、
自分自身を見つめ直し、心落ち着かせる講演会が開かれました。

筑波大学大学院教授でいらっしゃる
宗像恒次先生にご指導頂きました。

カウンセリングとセラピーとは違うのですよというお話や、
人の精神の状態は、遺伝学的化学的根拠に基づくものが
たくさんあるのですと、実際に演習シート(チェックリスト)を使って
とても分かりやすくお話し頂きました。

分泌されるホルモンによって
心の状態はずいぶん違うとのこと。

例えばセロトニンとメロトニン。

前者は精神安定に働き、後者は不安定に。
セロトニンを上昇させる要因にはスキンシップやリズム運動、
日の光を浴びること。
精神を不安定にさせるメトロニンは夜6時以降に上昇する。
急による寂しい気持ちになるのはこのメロトニンが影響している。
また、悪いことを考えるとノルアドレナリンが分泌され、
交感神経の緊張や、警戒反応を起こしてしまう。
分泌される量は、遺伝的な要素もあるけれど、
一般的に楽しいことを考えるとドーパミンがたくさん分泌され、
明るい気持ちになる。
ドーパミンは、スキンシップや食事などで上昇する。


*   *   *   *   *


全国のみなさーん。


1日1回、ドーパミンホルモンを流しましょう!
一日一回、楽しいことをしたり、考えたりしましょう。
ただただ涙が出てくるとおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。

涙を流すことは悪いことではないんですって。
涙はストレス物質を流してくれているんですって。

ばばままは、ずっと泣き虫でした。

そういえば、泣くとすっと心が楽になったことしょっちゅうでした・・・
目は腫れていましたが・・・。

そしてハグすること。
ぬくもりが心を軽くしてくれます。
自分で自分自身をぎゅっとすることも効果大!!なんですって。

泣きたいときは泣きましょうよ、我慢しないで。

そして、楽しいことを考えていきましょうよ、ひとつでもいいから。

そして、人とたくさん触れ合いましょうよ、かかわりあいましょうよ。

・・・ドーパミンが出て、少しずつであっても、元気になれるんですって。
(ちりも積もれば、山となるんですから!)

うかつに薬を飲むことは危険なんですって。
ホルモンのバランスと身体の元気さに不均衡が生じ、
危険な状態になることも…。。


ばばままは、ちょっぴり栄養学を学びました。
食事とホルモンの関係もちょっぴり学びました。
精神とホルモン。ホルモンと食事。
宗像先生のお話をきっかけに、精神と食事は非常に密接に
関わっていることを科学的にちょっぴり理解することが出来たました。

いちごっこの役割もまた一つ見えてきました。
宗像先生、ありがとうございました。

そしてこの会で嬉しかったこと。
心を重くされていた何人かの方たちが、
幾分明るいお顔で帰られたこと。

そして、手作りの美味しいクッキーを作ってきてくれた
仙台白百合の高校生たちが、
各々、宗像先生のお話を聞いて、目には見えない
たくさんのものを頂いていいっててくれただろうこと!

人とのつながり。

今回もその大切さを知ることが出来ました。
この会開催にご尽力下さった皆様方、
本当にありがとございました。

・・・・ばばままも相当セラピー受けた方がいいよって、
先生にいわれてしまいました(苦笑)


講演会終了後、皆さんとお茶タイム。

それから、高校生の皆さんと
被災地の様子や私たちにできる支援について語り合いました。

できることも…「ちりつも」ですね☆
小さなことから、取り掛かっていきましょう。
一人ひとりから、できることをはじめて、続けましょう。

2012年1月20日金曜日

河北新報に載りました☆


1/13、地元の河北新報に添付の記事が載りました!

実家のようでありたいという、代表・馬場の気持ちが伝わっていて、

見出しには「仮設の…」とありますが、
いちごっこは仮設に入居の実家だけではなく、
被災者皆さんの実家のようになりたいなと思っています。

それも亘理町だけではなく、たくさんの地域の方たちが
なんともなしによられる場になっていきたいです。


この記事が出たその日の昼食時。
たくさんの方が「ただいま! ここは実家だものね!!」
と笑顔でやってきてくれました。


また、亘理で被災され、今は仙台に暮らしていらっしゃるご夫婦は、
「ここに来れば、みんなに会えると思って!」
とそこに集まっていた方たちと久しぶりの旧交を温めていかれました。
「また帰ってくるね」と言って…

少しずつですが、皆さんの実家のようになってきていること、

とてもうれしいです。

この活動を支援くださっている皆さん、

そしてここを利用してくださって
少しずつ元気になってきてくださっている皆さん、

多くの皆さんの温かな言葉で、
いちごっこは元気にしてもらっています。

有難うございます。


*  *  *  *  *


以前も私たちいちごっこを番組内で取り上げてくださった、

NHK『情報パレット』さん。

昨日取材にいらして、1​/25の放送で

「ありがとう」を伝えるというコーナーで

取り扱っていただくことになりました。

1/25(水) 11:20くらいから放送です。

ぜひご覧ください☆

2012年1月9日月曜日

餅つき大会@浜吉田東☆

みなさまこんにちは。
年明けから、穏やかで、でも寒い寒い気候が続いていますが
いかがお過ごしでしょうか?

お正月!
といったら、凧揚げにおもち!ですよね。
いちごっこでは、地域住民の方たちと共催で
お餅つき大会を企画しました。

地域で行う、本当にささやかなお餅つきです。
お手伝い頂ける方はお問い合わせ下さい☆

*     *     *     *     *

日時:1月15日(日)

11:00 ~ 13:00(なくなり次第終了)
調理をお手伝い頂ける方は、9時に会場へいらして下さい。

会場:洋南エリア7班・8班 (佐藤方駐車場)

・お椀・お皿・お箸をご持参下さい☆

・どうぞ、温かい服装でいらして下さい。


※皆で笑顔を持ち寄りましょう。
・杵で腕をふるう御仁は、動きやすい恰好でいらして下さい…!

2012年1月5日木曜日

「手作りマフラーを東北に。」の活動報告☆

12/24,25に行われた「手作りマフラーを東北に。」の活動報告です。
名古屋の学生達が、世界中から集めた、マフラーを中心とした手編みの防寒具を
被災された方々にお配り致しました。
(僕たちの詳しい活動は以下のURLから→http://scarves4japan.jimdo.com/オトドケ/

前回のホームカミングデイに続き、
今回も「被災した方々の中で、仮設住宅に入っていない方」を対象に、
マフラーを初めとする“手編み”防寒具を贈りました。


今回は、配り方を大きく2つに分けました。
①地区ごとに支援物資を配る際に一緒にマフラーを届ける。
②対象の方の家を一軒一軒訪問し、配る。
(前回のホームカミングデーでアンケートに住所を書いていただいた方)


僕たち、名古屋の学生の他、当日ボランティアとして
宮城、東京、京都…
そしてなんと島根からも!
有志の方々にお集まりいただきました。





前日には公民館前で区長さん達が集まり、
支援物資を平等に分けました。
区長の皆さん、手際よく物資を分けていきます。

両日共に、午前中は地区ごとにグループに分かれて
支援物資と共にマフラーをお配りしました。



集会所内は支援物資でいっぱいの中、
マフラーのブースを設けていただきました。
区長さん方に本当に感謝です。



色々な種類の手作り防寒具を手に取られ、大好評でした。

午後からは、お配りするエリアを定めて
対象の方々に一軒一軒訪問してまいりました。



24日は亘理周辺、25日は岩沼周辺とし、
サンタクロースに扮した学生が笑顔で訪問しました。



「大事に使うね」「ありがとう」…などの声をかけて頂けると、
こちらも嬉しくなります。
訪問時にいらっしゃらなかったり、
住所から探すのに時間がかかったり…。
難航する部分はありますが、
仮設外に入居されている方たちには
支援物資が中々行き渡らないと言われているので
このような支援ができて、本当に良かったと思います。

2日間の活動を終えた夜は、打ち上げ!



おいしい料理をいただきました。
いちごっこさんに感謝です。

 

大勢の学生ボランティアメンバーでの打ち上げで、
2日間の出来事を共有したり、
お互いのことを知ることが出来ました。

こういった学生同士の繋がりはとても貴重なものなので、
これからも大事にしていきましょう。



最後は馬場さんからのお言葉で締めくくり。

「訪問時に不在」「住所から探すので時間がかかる」等の問題はありました。
しかし、支援物資が中々行渡りづらい現状がある今回の対象の方たちにこそ、
こういった支援ができて本当に良かった。

マフラーを渡す際、自然に会話が生まれます。
会話をしていくうちに、お互いに笑顔が生まれます。
私達は、ただ物資を渡すだけではなく、
「心」も届けることが本当の支援だと思っております。

そうすることで、皆さんが本当に喜んでくれることを望んでおります。

名古屋の学生のみんな。
当日ボランティアの皆さん、
遠いところから、お疲れ様でした。

なんとかこのプロジェクトが成功出来たかと思います。

また、マフラーをはじめとした防寒具を編んで下さった、
全国の皆様。
本当に、感謝しています。

ありがとうございました!


(今回は、当日活躍して下さった学生さんによるレポートです☆)
若い力に、感謝☆そして期待…!

2012年1月1日日曜日

新年明けましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

たくさんの、考えられないくらいたくさんのことがありました。
そのたくさんのことを受け入れつつ乗り越えようと、
たくさんの方々が、たくさんの努力をされてきました。

そして、あの日から295回、何事もなかったようにお日様は上り、沈み…
そして新しい年を迎えました。


いちごっこでは、たくさんの方から、たくさんのお話を伺わせて頂いています。
そのお話を伺わせて頂くことで、いちごっこは様々な活動を展開してきました。

そして今、いちごっこがあったから元気でいられたよと
うれしいお言葉をたくさんいただいています。
その言葉で私達いちごっこは元気にしてもらっています。

津波で畑をまるまる流されてしまった苺農家。
子どもを養っていくのに植えるしかないとがんばり、
クリスマス出荷を果たしました。1年休めば、3年休まなければならない。
休むわけにいかないんだよとがんばり続けました。
おじいちゃんおばあちゃんも、家族中で支え合って頑張りました(写真)。

「いちごが採れたら、いちごっこに絶対食べてもらうね」って、
とってもおいしい「とちおとめ」をいただきました。
いつもの半分の収穫だというのにありがとうございます。

また違う苺農家の方は、
「クリスマスには間に合わなかったけれど、1月には出荷できる。
その時は必ずいちごっこに持っていくね」と
いちごっこを応援して下さいます。

いちごっこは一生懸命歩んでいる方たちから
代償としてものが欲しいのではありません。
みんなが元気になってくれたらうれしいなと、いちごっこがやってきたことを
受け止めてくれていたことが何よりうれしいのです。



なかなか支援の行き届かない被災家屋に住む方たち向けの催し物を、
住民の方たちとやり遂げた次の日。
「うれしかったよ。顔を見たくて、ただただ見たくて来たの」と
一緒に頑張った住民の方がいちごっこを訪ねてくれました。
手を取り合って泣いてしまいました。

とちおとめと、笑顔3つ
とっても貴重ないちごを、ありがとうございます。
今年もたくさんの笑顔と出会えますように☆頑張っちゃうぞ。


いちごっこはたくさんの方たちの支援で活動を続けています。

いちごっこにとっての支援は、被災地の外から応援して下さる支援と、
被災しながらも逞しく勇気づけてくれる支援。

どちらも大切な支援です。

そしてその支援は、地域の中でしっかりと心のともしびとなっています。

一度ついたともしびが、消えてしまいそうになるときもあるでしょう。

そんなときは隣の人からともしびを分けてもらえばいい。

ともしびを分け合える人がたくさんいれば、たくさんのしあわせがやってくる。

そう信じ、亘理いちごっこ、
今年も被災地内外のみなさんから心のともしびを頂き、
ひかりの輪を繋いでいきます。


本年も、どうぞ宜しくお願い致します。



NPO法人 亘理いちごっこ 
代表  馬場 照子